奥の細ぶち
サンフランシスコ その2~ ケーブルカー
サンフランシスコでは19世紀に作られたケーブルカーのシステムが現在でも現役で稼働しています。乗り物好きの私としてはどうしても外せません。、乗ろうとしてターミナルの駅に向かいました。聞くところによるとケーブルカーは連日大変混雑していて乗るためには並ばなくてはいけないと聞いていましたが、駅に近づくとラッキー誰も並んでいない。喜んでさらに駅に近づくと、んっ、何か変。人がいなすぎる。駅の人もいない。さらに切符売り場に行くと本日運休の張り紙がありました。ケーブルカーの運休はしばしばあるそうです。しかたがないので、気を取り直して動いている路線に向かいました。
ところで、サンフランシスコのケーブルカーには車体の外側部分についているステップに立ち、手すりにつかまって乗る立ち乗りができ,観光客に人気です。私が乗れたのはターミナルではなく途中の停車場からだったので車掌の指示により図らずもこの立ち乗りをしてしまいました。ケーブルカー自体のスピードは15km/hとそれほどの高速ではないのですが、対向するケーブルカーや一緒に走る車などとすれすれの位置ですれ違うためこの立ち乗りは相当にスリリング。手すりを握り占める手のひらにはじっとり汗状態です。目的の場所につくまでのおよそ20分、英語とそれ以外のいくつかの外国語のどよめきの声を聞きながら、十分にケーブルカーを楽しむことができました。
(下の写真がステップ乗車です)
さらに私は、ケーブルカーをよりよく知るためにケーブルカー博物館にも行きました。ここは博物館も兼ねたパワーハウスといっていいところです。実際にケーブルを動かしている動輪や動力部の建物で、当然ケーブルシステムを維持メンテしている人たちが働いています。サンフランシスコ市内の広範囲を走るケーブルカーの動力をこの1か所でまとめて賄っていることを目の当たりに見るとちょっとした感動を覚えました。メンテの関係か予告なしに停止することのしばしばある、というも納得です。
皆さんもサンフランシスコに行ってケーブルカーに乗ることがあればぜひこの博物館にも立ち寄ることを強くお勧めします。