奥の細ぶち

日々雑感

サンフランシスコ その3~ アルカトラズ島

アルカトラス島

皆さんはアルカトラズ島というのをご存知でしょうか?サンフランシスコから2.5Kmほど離れたところに浮かぶ連邦刑務所として使われた小島です。かっては、どこの刑務所でも持て余してしまうような凶悪犯やギャング団の幹部たちが収容された脱獄不可能の監獄として恐れられていました。あの高名なアル・カポネも投獄されていたそうです。今では使用されることもなくなり観光資源として一般の観光客がツアー見学ができるようになっています。かなり、人気のあるスポットで私の行った平日でもかなりの人数の方たちがツアーに参加していて待合場所はごった返していました。私は事前に日本からツアーの申し込みをしてあったので問題なく参加できたのですが当日思い立って参加というのはちょっと無理かなというぐらいの混みようでした。しかも、船で島に渡るのでツアーに参加する以外普通の人が島に渡ろことはできないと思います。当然ですが脱獄不可能な島ですから入島も困難です。
それだけの価値があるのか?、はっきり言ってこれは有ります。メインのアトラクションは囚人たちが生活をするいわゆる監獄内を、用意されたオーディオ装置(日本語もあります)で聞きながらのツアーです。このオーディオが良くできていて臨場感満点の音響効果とセリフでツアーを盛り上げてくれます。展示物も実際の囚人たちの生活を彷彿とさせる日常の備品からありあまる時間を過ごすためのゲームや絵を描く道具までリアルに再現されており、またあるところでは脱獄のために掘った穴やその道具。看守をだますために使ったダミーの人形の首などまでありました。さらには、看守と囚人たちが実際に争いそれを鎮めるために使った爆発の跡も残されています。私はかってここで行われたさまざまな出来事や亡くされた命などに思いを馳せしばし涙ぐんでしまうほどでした。
この、メインのアトラクション以外にも島内にはかって使われていた建物やインフラなどがそのまま残されており、廃墟マニア垂涎のオブジェや建造物が満載でした。
私はこの後に野球観戦があったため、約2時間の滞在でしたがまだまだ見たいところがたくさんあり離れるのが惜しい気持ちで帰りの船に乗りました。

 アルカトラス島

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