数日間滞在させてもらったサンフランシスコですが、残念ですが日本に帰らなければなりません。ご報告の最後に滞在中この町で気の付いたことや印象をいくつかまとめて書かせていただきたいと思います。
まず最初に書きたいのは、どこに行っても人の割にトイレの数が少ないということです。
人の集まる観光地ではどこに行っても長蛇の列を覚悟しなくてなりません。街中のデパートなどでも日本のように各フロアにあるわけではありません。私は滞在中トイレを見ると、とりあえず行っておこうという癖がついてしまいました。
いろいろと事情があることは想像できるのですが、もう少し改善の方向で考えて欲しいものです。

 

サンフランシスコは小さな町の割にとても人の数が多いです。しかも親切な人々が多い。一見して旅行者と見える私が地図を見ながら困っていると必ず通りがかりの人が声をかけてくれます。これには何回も助けられました。ただ、少々足りない私の英語力では言っていることの全てが今一つ分からないのと十分な感謝の気持ちが伝えられなかったことが少し残念でした。親切なサンフランシスコの皆様、トンチンカンな受け答えをしてしまい申し訳ありませんでした。

 

人が多いということで覚えているのはミュニと総称されるバスや路面電車などの交通機関です。特に海岸沿いを走る路面電車は利用者も多く常に混雑しています。混雑の度が過ぎて満員状態になると駅に止まりません。日本で駅で待っていて満員だからといって電車に素通りされた経験のない私（たいていの日本人はそうですよね？）にはかなりのカルチャーショックでした。しかも、１台のみならず続けて数台止まりません。その時は結局あきらめて歩くことを選択したのですが、もっと電車を増やしてほしい。歩き疲れていたその時の私は心の底からそう思いました。

 

サンフランシスコに滞在中はちょうどサッカーのワールドカップ ブラジル大会が開催されており、もちろんアメリカも参加しています。街をあるいているとちょうど、アメリカVSポルトガルの試合のキックオフ時間で通りがかりのスポーツバーで放送があるようでしたので、さぞかし盛り上がるであろうなあと思い面白そうなので入ってみることにしました。ところが、意外とお客さんも少なく静かなフロアにTVのアナウンサーの淡々とした音声だけが流れている状況でした。なにか、私は間違えたのかと思ったくらいの様子なのですがそんなことはありません。TVでは試合が開始され白熱した展開をLIVEで映し出しています。お客さんの数も多少は増え、さすがにアメリカに点が入ったときは静かな室内も沸き立ちますが、それ以外はやはり皆さん淡々とビールを飲みながらお友達と静かに語り合っています。試合の方はもう少しのところで、ポルトガルに追いつかれ引き分けに終わってしまいましたが、せっかくポルトガル相手にいい試合をしているのにもっと応援してあげれば良いのにと思いました。でもまあ、これがアメリカにおけるサッカーの位置づけなのでしょうね。

 

ということで、楽しかったサンフランシスコの旅も終わり十分にリフレッシュした私は日本に向けて飛行機に乗り込こみました。長々とお付き合いありがとうございました。