奥の細ぶち
グローバル経営講座
私はこの秋からグローバル経営講座というのをを受講しています。この講座かなり厳しくて土曜日の日中にみっちり実施されるというかなりハードな講座なのですが、好奇心全開がモットーの私はあまり深く考えずに受講を決意してしました。でもこれが予測以上に面白いのですよ。まあ、この面白さについてはいづれ話させていただくとして、今回はそこで覚えた言葉と当社アトセンスという会社の意味を改めて再認識したのでこのことについてお話ししたいと思います。
覚えた言葉というのはHight Cntextハイコンテクスト、Low Contextローコンテクストのことです。
コンテクストとは、コミュニケーションの基盤となる環境・言葉・共通の体験・価値観などのことを言うのですね。コミュニケーションにはこのコンテクストに依存が強いハイコンテクストと、コンテクストに依存せず、言葉を重んじるローコンテクストがあるといわれています。グローバル社会とは、経験・知識・価値観・人生観・宗教・教育も異なり、誤解曲解もありの有象無象の社会ですので、当然そこには「コンテクスト」が存在していないわけですよ。なので、コミュニケーションはコンテクストに依存しない言葉を用いたローコンテクストでなければならないということですね。
しかし皆さんもご存じのとおり日本人の場合、以心伝心とか暗黙の了解などのコンテクストに頼ったコミュニケーションになりがちで、これが他の国より突出して強いということだそうです。日本人は言葉によって伝える努力をしていないんですね。ところがハイコンテクストな側面がグローバル社会においてはもちろん大きなマイナス要因になるわけです。
グローバル経営をする上で、またグローバル社会のみならず、日本人だけの組織(今のアトセンスもそうなんですけど)でも、言わなくてもわかるだろう的な甘えをせずに、労を惜しまずに、直接的なわかりやすい言葉を用いたコミュニケーションは必須であると強く認識したわけです。振り返ると日頃のことでは反省することばかりですね。ホントに。
でも、ですよ。ちょっと待ってくださいよ。説明だらけの世の中だけでは面白くないとも思いませんか?
言葉だけでは表現できない部分を感じとれる感受性だって大事でしょ。いえ、強がりではありませんよ。
ちなみに、ATSENSEアトセンスのSenseは感受性です。