テストに使用するバイオガソリン、バイオディーゼルのリアルタイム混合が手軽にできる
世界的に自動車、建機、農機、船舶など広い分野で、バイオ燃料車の研究開発が進行しています。
そして、バイオエタノールとガソリンなどの燃料の比率を変更したエンジン・車の評価が急がれています。この評価実験装置の導入はできるだけ迅速にまたコストを抑えて実施したいものです。
燃料ブレンダFBシリーズを使用すると混合燃料の専用タンクおよびラインを設ける必要がありません。
構成
本体と専用コントローラから構成されています。
■本体の流量センサのパルス情報を元に精密に流量計測および制御を行います。
■ 本体への電源はコントローラから供給します。
■ 設定はコントローラ部の遠隔操作で可能です。
設置・配管方法
■ 可搬式なので、都合のよい場所に移動が簡単です。
■ 既存の燃料配管ラインを生かしてでも、また配管ラインを使用せず容器でも使用できます。したがって、コストを抑えて導入が可能です。
1)既存のラインを使用した場合
2)燃料ラインと容器を使用した場合
3)容器のみを使用した場合
流量制御について
■ 入口の燃料に圧力差があっても、またブレンドされた燃料の使用量の増減があっても、高精度に設定された比率でリアルタイムに混合します。
■ 本体の精密流量センサのパルス情報を元にコントローラで積算偏差と速度補正をし、本体の比例弁の制御信号を出力します。
混合について
■ スタティックミキサーで混合します。
■ スタティックミキサーは静止型混合器とも呼ばれ、駆動部はありません。
コストメリット
■ 高精度な混合が可能かつ流量管理データを使うことができるだけでなく、コストメリットがあります。
1 | 既存設備を大幅に変更する必要がありません。
燃料ラインでも、容器でも使用可能なので、導入コストを抑えることができます。 |
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2 | 燃料の廃棄量が激減します。
従来の方法では、バイオ燃料は変質しやすいので保管することができず、どうしても燃料を廃棄せざるをませんでした。ところが、原液を必要なときに今後するので変質するこ得ともありません。また、燃料の比率変更時の死残量も500mL以下です。 |
型式選択
燃料流体 | A :ガソリンもしくはエタノール B :ガソリンもしくはエタノール |
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流量制御 | |
流量制御範囲 | 100L/h仕様 :0.06~100L/h 200L/h仕様 :0.3~200L/h |
比率設定範囲 | 000~100%(1%単位) |
燃料供給圧力 | 燃料A50~100kPa 燃料B50~100kPa オプション :0~50kPaの場合は内部ポンプ駆動 |
制御精度 | 0.5%F.S.以下 |
コントローラ表示 | |
切替表示 | 上下2段階表示LED6桁
上段4点切替 下段4点切替 |
アナログ出力 | 2点同時出力0~10V 1)燃料A+B瞬時流量値 2)燃料A+B積算流量値 |
リモート入力 | 接点信号 1)リモートスタート入力 2)リモートストップ入力 |
ステータス出力 | 1)比率エラー出力 2)電磁弁ON状態出力 3)非常停止出力 |
一般仕様 | |
駆動エア供給圧 | 400~700kPa |
電源電圧 | AC100V±10%50/60Hz |
消費電流 | ブレンダ本体 :150mATYP.(max200mA) コントローラ :80mATYP.(max150mA) |
外形寸法 | ブレンダ本体 :100L/h仕様 : 400(W)×810(H)×500(D) 200L/h仕様 : 500(W)×967(H)×500(D) コントローラ : 184(W)×71(H)×197(D) |
質量 | ブレンダ本体 :100L/h仕様 : 約60kg 200L/h仕様 : 約82kg コントローラ :約0.7kg |